『GROUPLOVE』で踊る! [偏愛カタルシス]
東京都23区の中では、小生の住む墨田区は非常に地味で存在感が薄い行政区である。スカイツリーができる前は、自分の居住地を説明する著名な目印なる物が無く、同じ都民でも理解されにくい地域だった。そんな地味な行政区が最近にわかに有名になった。コロナ接種券の配布が都内でいち早く完了したからである。
還暦前の小生夫婦の手元にも6月7日に届き、区内の施設で28日から予約開始との事。防衛庁での接種会場の方がガラ空きとの事でサイトにアクセスしたら、簡単に27日での予約が完了した。要するに、大規模会場を設置しても現場の役所の接種券の配布が遅く、64歳以下の接種が進んでいないのだ。まさに縦割り行政の連携の無さが露呈された。
近くに住む30歳の長男夫婦にも到着済みだが、台東区在住の長女夫婦宅には未だ未着だそうだ。墨田区には、区役所・保健所・医師会の連携を巧みに進める人材が存在したと思われ、普段は影の薄い墨田区民としては少々誇らしい気分ではある。だが一方で、居住地によって命に関わる行政の対応に格差がある事自体が大問題である。コロナ禍での様々な成功・失敗を真摯に受け止め、国・東京都・区は「次の時代」に備えなくてはならない。
さて、大量のCD断捨離中に、買った記憶の無いアルバムが何枚か発見された。売る前に一回くらいは聴いておこうと、とりあえずプレイヤーにかけたら、一気に引き込まれ、今やヘヴィロテのバンドになってしまった。
小生の苦手な打ち込み系を多用し、今風のデジタル処理しまくりなのだが、中核となる各楽器の演奏が生々しく、ビートはアナログ的な熱さに溢れている。更に男女の個性的なヴォーカルの掛け合いが楽曲に彩りを放ち、カラフルな音圧が渾然一体となって押し寄せて来るのだ。巷では「エレクトロ・ダンス・ポップ」と呼ばれているらしいが、昭和のロック爺いも踊りたくなる王道の「ロック」魂を感じるバンドなのである。
アルバム1曲目「I'm With You」
GROUPLOVE・・・2009年結成の男女英米混成の5人組のバンドで、現在LAを拠点に活動中。ギリシャ旅行中に偶然出会い、意気投合して楽曲制作を進め、そのままレコーディングしたデビューアルバムの一曲がipodのCMに使用され大ヒットを記録した奇跡みたいなバンドなのだ。小生の所持していたCDは、彼らの2ndアルバムだったのだが、即、1stと3rdアルバムを購入した。(CDを断捨離しながら新譜を買い足すこのジレンマ)3枚全てが極上の仕上がりの踊りまくりの爺いと化したそして、このバンドの魅力は、スタジオ録音以上にLIVE演奏のパフォーマンスが非常に高いことだ。
アルバム2曲目〜謎の「アリガトウ」連呼〜
デビューアルバム〜3rdアルバムと楽曲が進化し、緻密度も増すが、極太のロック魂は変わらない。昨年発表された4thアルバム「HEALER」も悪く無いのだが、全3作の小生好みの音創りとは違和感を感じてしまう。調べると3rdまでプロデュースしていたドラマーのライアン・ラビンが脱退していた。彼は、小生の敬愛する伝説的プログレバンド『YES』の2代目ギタリスト、トレヴァー・ラビンの息子ではないか。世代は移ろっても、音楽の感性は引き継がれるなと妙に納得。彼らのデビュー直後の、当然オリジナルメンバーによる演奏は、粗削りだがやはり素晴らしい
小生お気に入り〜記念すべきデビュー盤の冒頭曲
暫くは年甲斐もなく、このバンドで踊りまくり
墨田区は 小さいけど 住民の方々の事を考えて
お仕事してくれてると思ってます。
by ゆうみ (2021-06-25 20:13)
> ゆうみ 様
日曜日に射ってきます〜
若い人ほど痛みが出るらしいが、小生は果たして...(^_^;)
by つむじかぜ (2021-06-26 02:16)