コーヒーブレイクIN「清澄白河」① [寫眞歳時記]
小生の暮らす墨東エリアにおいて、江東区の清澄白河駅周辺は台東区の蔵前と並んでこの20年で大きく変貌した街だと思う。名所旧跡と言えば「清澄庭園」があるが、周りは小さな町工場と倉庫が乱立している上に都バスしか交通手段がなく、昔は立ち寄る理由がまず見当たらない街だった。2000年に都営大江戸線が開通し「清澄白河」駅が開業、2003年に半蔵門線が延伸して人の流れが変わり徐々に若者が集まり始める。2015年、サードウエーブコーヒーの代表格「ブルーボトルコーヒー」が日本初上陸し、清澄白河の倉庫跡に1号店をオープンするや、次々と個性豊かなコーヒーショップが街の至るところに生まれてくるのだった。そして今や、休日の午後を珈琲を愉しみながら過ごせる極上スポットとしての地位を固めつつあるのだ。
「清澄白河ロースタリー&カフェ」
この街の空は近く感じる。
巷の再開発地区のような高層ビルは一切見当たらず、新しいショップも古い倉庫や工場をリノベーションされたものがほとんどだ。昭和後期の荒んだ街並みを残しながら、目を凝らせば中身はお洒落な店に鞍替えし、扉を開けば芳しい珈琲の香りが漂ってくる。最近は気が向いたら車を転がして、空いていそうな店を見つけてフラリと立ち寄ることが増えた。
清澄白河の珈琲店ではほぼ全てが人の手によって珈琲を淹れる。
ハンドドリップという儀式めいた作法の後にやってくる焙煎したての香りと芳醇な味わいが身体中に染み渡る。セブンイレブンの100円コーヒーでも十分イケると思える小生だが、正直、シアトル系と呼ばれるスタバのコーヒーを美味いと思ったことは一度も無い。やはり私は珈琲には爽やかな風味ではなく苦味と重みを望んでしまう。此処は、偶然入った店でお好みの味と出会えた時の小さな幸福感を与えてくれる街なのだ。
こんなに素晴らしい街があるとは気づきませんでした。
ましてや清澄庭園の近くにあるとは、、、、、
無関心に通り過ぎていたようです。^^;
by よしあき・ギャラリー (2025-01-10 05:43)
わぉ今日の写真もサイコーだ。
この記事を見たら新宿渋谷池袋からたくさん人がやって来るぞ、まぁいいけど、外国人で満杯になる前に行かなくちゃ。
by hagemaizo (2025-01-10 08:27)
まるで海外の光景ののようですね。
by JUNKO (2025-01-10 17:04)
> よしあき・ギャラリー 様
なんの変哲もない廃れた下町が大変身です。
街とは生きているんだなと実感します^^
by つむじかぜ (2025-01-11 00:41)
> hagemaizo 様
もうインバウンドの波が来てますぜ!
ぜひ、お早めに^^
by つむじかぜ (2025-01-11 00:42)
> JUNKO 様
確かに高い建物が少ないのが海外の郊外の街を彷彿させますね^^
by つむじかぜ (2025-01-11 00:44)
こんにちは。
私のブログはシーサーブログへ移転いたしました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
by ふるたによしひさ (2025-01-14 16:11)
以前ブルーボトル1号店と聞いて
一度行ってみたいと思ったまま行けずに
います 清澄白河というと都心ではない
ので印象的でした
by kenji-s (2025-01-14 17:51)