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桜まつり [寫眞歳時記]

我が町の桜の名所である隅田川墨堤の昨日の様子である。

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例年なら花見客でごった返す「墨堤桜祭り」も、外出自粛と朝からの降雪の為、人影より鳩の姿が目立つ。

それでも、季節外れの冷たい雪に打たれても、桜の花は当たり前のように咲くのです。

NHK朝ドラの新シリーズが始まった! ついに大物・二階堂ふみの登場だ。8年前の映画「ヒミズ」の演技に圧倒されて以来、彼女の出演作は出来るだけ追いかけているが、今週から毎朝、彼女に触れられると思うと、非常に楽しみになる。(一応、主演は窪田正孝だが)
前作「スカーレット」も良かったなぁ。SPEC〜の当麻・戸田恵梨香が10年経って、こんな素敵な女優になっているなんて感動的だった。名優でも作品自体の出来によって、見応えが変わる。その意味で。戸田は、演出・脚本・共演者に恵まれた。(前々作の広瀬すずは可哀想だった)
新番組「エール」にも期待したいところだ。

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『星屑の町』 [上映中飲食禁止]

この週末の首都圏は、大手シネコンまでも閉館となり、映画業界にとってはまさにTOHOHOシネマ状態である。密林プライムでも映画は観られるが、大スクリーン週末深夜映画派の小生にとっては、寂しい限りである。

コロナ禍渦巻く以前に鑑賞した中での絶品映画はこれだ[ぴかぴか(新しい)]

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元レコード会社社員の山田修(小宮孝泰)がリーダーを務める、市村敏樹(ラサール石井)や天野真吾(大平サブロー)といったクセ者ばかりのコーラスグループ「山田修とハローナイツ」は、ベテラン歌手のキティ岩城(戸田恵子)らと地方巡業を続けていて、山田の故郷である東北の田舎町で公演を行う。ある日、山田の弟・英二(菅原大吉)の息子の幼なじみで、歌手を夢見る愛(のん)という女性がグループに入れてほしいと頼みにくる。(シネマトゥデイより)

25年前に結成されたユニット「星屑の会」の人気舞台を、ヒロイン役に「のん」を迎えての映画化。曲者爺さん達と天才女優の取り合わせは、世代ギャップと時代を超えた歌の力を見事に浮き彫りにし、昭和期に青春を過ごした小生のみならず、多くの日本人の胸を無性に温かく掻き毟ってくれる傑作に仕立て上げた。

結成当時と変わらぬメンバーを見渡せば、「生きてたんだ!まだ演ってたの!」という80年代お笑いブームの生き残りと個性的な脇役で邦画には欠かせないベテラン男優達だ。そして共通して感じることは、「皆、年食ったな」であり、それはそのまま自分自身に跳ね返る。「太平サブロー・シロー」や「コント赤信号」の残像がよぎり(シローと渡辺は何処行った!)、園子温映画ではおなじみの渡辺哲・でんでんの抑えた怪演、最近はTVドラマのチョイ役ばかりの有薗芳記の暴発。この6名編隊(変態)に、往年の人気歌手の設定で戸田恵子が絡めば、完全無敵の壮年パワー全開なのである。これに敢然と立ち向かうのが「あまちゃん」能年玲奈→「のん」である。
純粋素朴で不器用だが強い意志としたたかさを兼ね備えた女性の多面性を見事に演じ、壮年パワーとがっぷり四つに組んだ[exclamation×2]


全キャスト吹き替え無しの歌声を披露(録音は後入れのようだが)するのだが、のんの清楚かつ力強い声質と爺爺軍団の妙に優しいコーラスの組み合わせが、笑いを誘いつつ心地よい。そして、乙女のバックで歌う彼ら個々の表情の演技の凄さ。昭和歌謡の持つ生命力を、歌唱に関してはアマチュアの彼らが、存分に引き出していく。同時に、昭和という時代の温もり・野暮ったさ・迸る情熱の温度感を、この老若の名優がスクリーンいっぱいに表現するのだ。

「あまちゃん」ファンなら、彼女の東北弁だけでも感涙モノの、女優「のん」の銀幕復活劇(声優での「この世界の片隅に」も凄かったが)として話題になりがちだが、作品自体のクオリティが抜群なのだ。ストーリー自体は、ありきたりでも、演出・カメラワーク・美術・音楽すべてが、「昭和」を自然と浮き彫りにしてしまう凄技。まさに昭和の生き残りのプロ達が作り上げた令和の映画なのだ。

壮年期にさしかかる者達の生き様と悔恨、生涯を賭けた仕事と仲間との絆に、小生は笑い転げながらも、胸が熱くなった。隣でほっこりとしている女房を見やりながら「くされ縁こそ生涯の絆」などと感慨に耽ったりしてみる...



懐かしの昭和の名曲カバーが中心だが、今映画のオリジナル「シャボン玉」や「MISS YOU」(サブロー・のんデュット版)も、時代スリップ感が楽しい名曲だ。その中で、戸田恵子が歌う「強がり」は、プロの歌として一際輝いていた。(彼女だけは生録音ぽい)いい詩だ。

上映館も限られている上に、昨今の騒動により、観賞機会が厳しい作品だが、多くの方に観て欲しい。
こんな時だからこそ、「大事なモノ」を気づかせてくれるかも知れない。

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江戸三名桜② [寫眞歳時記]

江戸三名桜の二つ目は〜円照寺「右衛門桜」〜北新宿の閑静な住宅地の中です。

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平安期の京で宮仕えをしていた柏木右衛門なる男が時の皇女と深い仲になってしまう。身分の違いから武蔵のこの地に流された彼は、その後、皇女が彼の子供を産んだ事を知る。京から桜の苗木を取り寄せ、右衛門はまだ見ぬ我が子の成長を託し、大切に育てた。月日流れるも京に戻る夢叶わず、病に倒れた彼は、花舞い散るこの桜木の下で涙を流しながら息を引き取ったと云う。いつしかこの桜は「右衛門桜」と呼ばれ、長年に亘って、村人達の手によって育て繋がれ、江戸期には三名桜のひとつとして讃えられた。
本堂の手前に枝垂れ桜が満開となっていた。但し、この桜は「右衛門桜」ではない。伝説の桜木の後に、新しく福島・滝桜の苗木を植えたものらしい。約一千年昔の話であるので、真偽のほど以前に、往年の浪漫に身を任せ、この桜に想いを寄せる方が楽しい。

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参道の右側に小さな桃の木が植えてあり、こちらも満開だった。(どうも、桃と山桜の判別がつかないのだが、多分、桃の花だと思うのだが...)紅白の目出度いコントラストが好きだ。

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帰宅してから、判明したのだが、『右衛門桜は生きていた!』・・・なんだか珍獣を発見した特番みたいだが、植え継がれた3代目が、本堂左奥の墓地の入口に、ひっそりと移植されていたらしい。
若木のうえに、こちらはまだ三部咲き位だったので、不覚にも雑に1枚シャッターを切っただけだった^^;

たぶん「伊右衛門桜」
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一千年の想いは静かに息づいていた

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江戸三名桜① [寫眞歳時記]

桜の開花が例年より早いと聞いてはいたが、東京の多くの桜が先週末に一気に満開を迎えた。

渋谷駅からわずか徒歩5分程で、駅前の喧騒とはかけ離れた静けさを湛えたお社「金王八幡神社」に辿り着く。

昔、当地を治めていた渋谷氏の鎮守と言われ、渋谷城砦の石が境内に今も保存されている。まさに「渋谷」発祥の地である。源頼朝が、源氏に仕えた渋谷氏の末裔「渋谷金王丸」を偲び、鎌倉の館から移植させたと伝わるのが「金王桜」だ。長州緋桜という種類で、ひと枝に一重と八重が入り混じって咲く珍しい桜という。

徳川時代、江戸三名桜の一つに讚えられ、その後も代々植え継がれながら、今も華麗な花弁で人々を魅了している。

『金王八幡神社 金王桜』
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まばらな参拝客...みんな何処に居るんだぁ〜

コロナショックは未曾有の経済危機を引き起こす
元々、致死率の高いウィルスでは無く、イタリアの死者増は医療崩壊が主因であるのは明白
伊通の方に聞いたが、現地では119番しても救急車はほぼ来ないとの事
オーバーシュートを防ぎつつ、医療機関の受入れを強化する共に
景気対策を根本的に強化しなければ、国民の生命と財産が奪われる
失業率・倒産数と自殺者の相関関係は言われて久しい
1998年金融危機後、国内の自殺者は前年の24,000名から32,000名に急増している
現在、国内のコロナ感染症死者は45名
単純比較は出来ないが 8,000対40
日々の感染者数の増減やオリンピック延期に国民の目を向かせるよりも
もっと深刻な問題が、病魔以上に忍び寄って来ているのだ
日本政治のバランス感覚と弱者を見る目が求められている

とりあえず、小生は厳重マスクで人ごみを避けつつ街に出掛けて、金を使うぞ!

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チューリップ [寫眞歳時記]

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3年ぶりにブログ復活です

立て続けの実父と義母との別れ 息子の結婚 孫の誕生

子会社への転籍から本社復帰するも嘱託契約へ切替 そして孫会社の代表就任

還暦を目前に公私ともに浮沈みの激しい3年間

固い決意で断筆したわけでもないのだが、これも老化による情熱の壊落か

気がつけば丸3年が経過していた

心機一転 別ブログを立ち上げ、自分のラストワンマイルの足跡を書き留めようと思う

日毎衰える好奇心に待ったをかけ

 コロナ災禍のやりきれぬ怒りを他者への慈しみに変え

未だ旺盛なる食欲だけを武器に、生まれ育った東京という街を深掘りできればと

カメラをポケットにしのばせて...

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以前、交流させていただいた方々のブログの多くがご健在で嬉しい限りです

また、お付き合い頂ければ幸甚の極みでございます


チューリップの球根なるものを半世紀ぶりに購入し、女房に馬鹿にされつつ、鉢植えにしてみた

爺いの世話でも咲き揃った華やかな花弁が、スカイツリーに映える

切り花にしたアレンジメントは女房作 花は2度楽しめるのを教えられる

諦めの早い男と違って女は命の繋ぎ方を知っている 悔しいけど...

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