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『マッドマックス:フュリオサ』 [上映中飲食禁止]

[揺れるハート]これはたまりません[揺れるハート]
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アニャ・テイラー=ジョイ嬢が主演となれば必見なのだ[どんっ(衝撃)]

世界崩壊の45年後。故郷である緑の地からさらわれ、家族と引き離されたフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)は、荒地を掃討するディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカー軍団の手に落ちる。彼らは水や緑、石油、土地などをめぐり、城塞都市を統べるイモータン・ジョーと争っていた。フュリオサは彼らと行動を共にしながら故郷への帰還を目指す。(シネマトゥデイより)

「マッドマックス」シリーズの第5作目で9年ぶりの最新作だが、主人公マックスは登場しない。前作「怒りのデス・ロード」でマックスと共闘体制を組んだフュリオサ大隊長の若かりし頃を描いたスピンオフ的な設定なのだ。27年ぶりに制作された前作は空前の大ヒットとなったが、その立役者の一人がシャリーズ・セロンが演じた美しくも強靭な女戦士なのだ。

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シャリーズの若かりし頃をアニャが演じるという垂涎の配役[ハートたち(複数ハート)]スピンオフどころでは無い前作を凌ぐ映像の迫力に度肝を抜かれ、運命に翻弄された美少女が不屈の戦士になる様に胸をときめかせる。久々のアクション映画の大傑作だ[exclamation×2]

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地球上に残る唯一の「緑の地」に育った少女フュリオサはディメンタス将軍(クリス・ヘイズワース)率いるバイク軍団に捕われ、追ってきた母マリーは惨殺される。いつか故郷に戻る決意と親の復讐を胸に秘めたまま彼女は将軍の養子として育てられる。荒廃した砂漠地帯では数少ない資源の取り合いで武装集団が抗争を繰り返していた。ディメンタスは、豊富な資源を掌握するシタデル砦の覇者イモータン・ジョーと交渉の末、フュリオサを譲る条件で利権の一部を獲得する。ジョーは自分の血統を残すことに盲信した独裁者であり、健康体の美女のみを集めた楽園を砦内に作っていた。彼女は未来の「子産み女」として幽閉されたのだった。

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クリス・ヘイズワースがトコトン冷血無比な悪党に見えないのはアベンジャーズシリーズの神の子ソー役のイメージが強過ぎる為だが、無軌道かつ猪突猛進の少々頭の弱いボスを好演だ。家族を失った彼の強さは後々のフュリオサと共鳴するわけだが...

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そして、異彩を放ったイモータン・ジョー以下のシタデル砦の幹部達が前作同様の姿で登場し、物語の連続性を際立たせ、ファンを喜ばせる。

「楽園」を脱出したフュリオサは男装し口が聞けないフリをして、シタデルの一兵士として生き永らえるのだった。時は流れ、彼女は最強のトラック「ウォータンク」の警備係に抜擢されていた。或る日、ディメンタスの反乱分子が物資運搬中のウォータンクを襲撃する事件が勃発。辛くも撃退するも生き残ったのはフリュオサと警備隊長のジャック(トム・バーク)のみだった。女性である事を見破られたが、ジャックは彼女の能力を評価し副官に任命する。そして次第に二人の絆は強まっていくのだった。そんな矢先に、落ち目のディメンタスはシタデル砦の征服を目論んでイモータンとの同盟を破棄し、二大勢力の全面戦争に突入する。

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先遣隊に起用されたジャック部隊だったが、裏をかかれて逃走する事態となり激戦の末に二人は囚われの身となる。タイヤに挟まれ粉砕骨折した左腕からクレーン車に吊るされるフリュオサ。その目の前で、初めて愛した男はバイクで引き回された挙句に犬に食い殺される。泣き叫ぶ彼女の姿を楽しもうと振り返るディメンタス。だがそこには、彼女の引きちぎられた左腕だけが残されていた...

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多彩な役柄を演じるアニャだが、特に孤高に戦う女はハマり役であり、小生はそんな彼女に一番胸を焦がす。出世作「クィーンズ・ギャンビット」でのチェス選手、「ザ・メニュー」の変態コックとの死闘など、孤立無援な状況下に異様なパワーを放出する女性をしかもエレガントさを残しながら演じる彼女にゾッコンなのである。本格的なアクション映画に初参戦した今回も、爺いの思う壺の展開になるのである...

自らの左腕を引きちぎり死地を脱したフュリオサは砂漠で倒れ込むが、何者かに助けられ、シタデル砦の遺体置き場で意識を回復する。彼女の傷が癒えた頃には戦いの大勢は決しており、ディメンタスは僅かの手勢を引き連れて砂漠を敗走していた。長い髪を切り落とし、失くした左腕に義手を装着した彼女は、まさしく「怒りのデスロード」のシャリーズ大隊長そのものになった[どんっ(衝撃)]そして母親と最愛の恋人の復讐に燃え激り改造車「クランキー・ブラック」を操って単騎、宿敵の跡を追うのであった。そして遂に因縁の対決に終止符が打たれるのだった...

アニャへの個人的な思い入れを抜きにしても、珠玉のアクション大作である。荒廃した世界を再現したオーストラリアの砂漠地帯でのロケは、映像技術の進化により現実味が前作を遥かに凌駕した。リアルかつ破天荒なカーアクションにSFXの効果的な味付けがなされ、緊迫感は半端無いのだ[がく~(落胆した顔)]

本作だけでもハイレベルな作品だが、前作「怒りのデスロード」を復習してから鑑賞すれば、楽しさと納得感が更に300%アップする。小生は、前作をうる覚えのまま新作に臨んだが、鑑賞後に再度ネット配信で前作を見直した。9年越しの連作を観て、初めてフュリオサの壮絶な半生に触れられる構成である事に気付かされる。エンドクレジット時に一瞬、次回作の予告編のカットが挿入されていたと錯覚したが、実は「怒りのデスロード」の名場面が散りばめられていたのだ。しかも、死戦を彷徨うフュリオサを砦に送り届けたのが本来の主人公「マックス」に違いないことも確信できる。ディメンタスを倒し、砦の英雄として凱旋した彼女が描かれて本作は終わるが、その後にイモータン・ジョーを裏切る下地を新作に静かに練り込むマニア好みの仕込みまでもなされている。

1979年にメル・ギブソンを主役に迎えての第1作からなんと45年。御年79歳のジョージ・ミラー監督の果てないマックス愛と衰えを知らない創作意欲に敬意を表する。 2作合わせて300満点だ[exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2]

それにしても絵になる美男美女だ
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洋館でアフタヌーンティー IN ALONE [寫眞歳時記]

今春、職場も立場も変わり以前より緩やかな勤務体制になった旦那に対して、女房は同業者の団体の役員になったらしくやたらと忙しい。特に休日返上が多くなり、元々ソロ活動率の高い夫婦なのだが、最近はまさしく「女房、元気で留守がいい」状態だ[あせあせ(飛び散る汗)]

この休日も、早朝からカミさん不在をいい事にノンビリ起床し敢えて朝飯を抜いて、世田谷・豪徳寺に向かう爺いがひとり...[わーい(嬉しい顔)]

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イギリス留学中に国際結婚した尾崎三良男爵が、その後日本で暮らす娘・テオドラの為に明治21年(1888年)に六本木に建てた洋館と伝わる。テオドラは同性の郵便物の誤配が縁で、憲政の神と呼ばれた政治家・尾崎行雄と結婚し、翻訳家としても活躍する。洋館は別の人の手に渡り昭和8年(1933年)に豪徳寺に移築されるが、一際水色の壁が可愛い洋館は「尾崎行雄の旧宅」として地元では長く親しまれる事となる。

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2019年に周辺の再開発により取り壊しのプランが持ち上がる。地元でこの建物に親しんでいた漫画家の山下和美笹生那実らと地元住民・有志により保存運動が巻き起こる。多くの漫画家の支援や何度かのクラウドファンディンにより資金を確保、土地家屋を買い取り、さらに大規模改修を経て、この3月にカフェ併設のギャラリー『旧尾崎テオドラ邸』と名付けられてオープンした。

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当然、築138年の洋館が目当てだったが、オンラインチケット購入時に「アフタヌーンティー付き入場券」が1席分残っているのを発見[目] 条件反射的にポチッてしまったのだった[exclamation&question]

[かわいい][かわいい]初のアフタヌーンティーひとり喰い[かわいい][かわいい]
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いやはや最高です[ぴかぴか(新しい)]
同じヨーロッパでもフレンチやイタリアンと比べ、ガサツな英国人の味覚には懐疑的な印象を持つ小生だったが、この紅茶と軽食という伝統のスタイルには脱帽だ。3種類のサンドイッチの風味の違いの素晴らしさ。焼き立てスコーンとクロテッドクリームの相性の良さ。一見素朴なヴィクトリアケーキの奥深い味わい。そして紅茶が美味い。4種類の紅茶が飲み放題にかこつけて腹はチャッポンチャッポン状態に。周りを全てご婦人軍団に囲まれながら、ひとり爺いは昼下がりの茶会を愉しんだのである[わーい(嬉しい顔)]
取り壊しの難を逃れたとはいえ、ギャラリーとしての経営が行き詰まれば元の木阿弥だ。カフェの内容にも十分力を入れているのがよく判る。新オーナーの漫画家先生たちの熱意まで感じられる居心地の良さだった。この素敵な洋館を残す為にも通わねばなるまいと思わせてくれた。

目と鼻の先に名刹・豪徳寺があるのでお参りしてから帰る事にする。

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大混雑だ[がく~(落胆した顔)]
世田谷の住宅地にある社寺にまで外国人観光客が押しかけている事に軽い衝撃を受ける。多分、SNSの招き猫に誘われたのだろうが、恐るべしネットの力とインバウンド[exclamation&question]
まだカミさんが帰る時間に早いので、お茶の水駅そばの古いビルに立ち寄る。

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順天堂病院の裏手に「トーキョーアーツアンドスペース本郷」というギャラリーがある。1928年に東京市が職業紹介所として建設したビルが2001年にアートセンターに生まれ変わり、現在も新進クリエイター達に発表の場を提供しているのだ。当日は「TOKAS-Emerging」と称して3名の若手アーチストの展示会とトークイベントが催されていた。3ヶ所の展示部屋を巡りながら、随所に施された洒落たリノベーションも楽しんできた。壁・床の漆喰やステンドグラスは、まさに現代の匠の技だ[ぴかぴか(新しい)]

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クリエイターの作品と共に建物の内装にまでアートを感じられる。レトロ建築の維持には、名も知らぬ職人達の力が不可欠なのを再認識した一日となった。

あっ、もうすぐカミさんが帰ってくる。急いで家路に着く。アフタヌーンティーの件は内緒にしておこう[あせあせ(飛び散る汗)]





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