SSブログ

「ポール・ロジャース」男が惚れる歌声 [偏愛カタルシス]

再度の首都圏緊急事態宣言により、この連休は早くも巣篭もり体制です。とは言いつつも、実は、ほとんど以前と同じ生活だ。リモート不可のアナログ会社ゆえに常に出勤せねばならぬし、夜の団体での会食自粛は、昨春から続けているので大勢に影響は無い。ただ、残業後の一人飯ができないのと、映画のレイトショーがなくなるのが、少々つらい。愛する妻[たらーっ(汗)]との会話が増えるのも恐ろしいので、Net放浪が少々増えそうな雲行きだ。

女性ヴォーカル・フリークである小生は、野郎の歌声には殆ど興味が無い。そんな小生に、一人好きな男性ヴォーカリストを挙げろと言われたら、昔から聴き続けている彼を迷わず選ぶ。そんな彼の最近の映像を偶然に見つけて、感動してしまった[もうやだ~(悲しい顔)]



ポール・ロジャース・・・御歳71才。60年代後半から活躍するイギリスを代表するロック歌手である。彼が初期に結成した、今や伝説的バンド『フリー』を中学時代から良く聴いていた。高校時代にバンドを組んで、初めて演奏した曲も彼らのナンバーだ。なかなか完奏できなかったが...[ふらふら]哀愁に満ち、かつ力強いポールの歌声が、当時のロック小僧の胸に染み渡った。今はやりの高音シャウトなどせず、裏声なんぞもっての外。まさに、漢の極太ブルース・ロックの王道だが、古臭さを感じさせない豊かな表現力。それから約半世紀、古希を過ぎても、ここまでの声量を維持しているプロ魂に感動なのだ。往年のロック・スターのほとんどが激太りする中、昔のままのスリムな体型は憎らしいほどだ。(あやかりたい[あせあせ(飛び散る汗)]

50年前の『フリー』の演奏〜「ALL RIGHT NOW」

最近の若者の洗練された楽曲に慣れ過ぎて、こんなシンプルな演奏を久しぶりに聴くと、無性に嬉しくなる。今時、こんな風に渋くギターを弾く人もいないね。全員が20歳前後の青年だが、彼のヴォーカルだけは大人の味だし、しかも老け顔だ。小生も、この年頃までは、結構スリムなイケメンだったんだがなぁ〜[ダッシュ(走り出すさま)]

この鳴きのギタリスト・ポール・コゾフがドラッグ漬けとなりフリーは短期で解散。その後、ポール・ロジャーズは「バッド・カンパニー」を結成、人気を博すが、80年代に入ると、ソロが活動の中心になっていく。バッド・カンパニーの再結成などを経て、2005年にはクィーンの再結成バンドに加わる。故フレディ・マーキュリーとは対極の個性ゆえ、この組み合わせは小生も驚きであったが、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。彼は、どんなバンドがバックでも、すべて「ポールの歌」にしてしまう底力があるのだ。(往年のクィーンファンからは不評のようだったが)

フリー後期の名曲「Wishing Well』をQueenアレンジで[るんるん]

一貫してスタンドマイク使いがトレードマークの彼だが、これ程サマになる歌手は、我国のデビュー当時の西城秀樹と双璧ではなかろうか[わーい(嬉しい顔)] 実は彼はマルチプレイヤーでもあり、一人ですべての楽器を駆使したソロアルバムまでも発表している。バッド・カンパニー再々結成時での「ピアノ弾き語り」の立ち姿もイカしている。そして男気溢れる歌心に痺れる。2008年頃の映像と思われるので、今の小生とほぼ同じ歳だ。この時点で完敗だな[ふらふら]


いつまでも歌い続けて下さい[exclamation×2]

コロナ禍も1日も早く「ALL RIGHT NOW」で行きたいものだ[パンチ]

nice!(29)  コメント(3) 
共通テーマ:音楽

nice! 29

コメント 3

青山実花

私も全く同じです。
会社へは仕事の内容上、リモートにはできず、
電車で通っています。
まぁ、お酒の席などは絶対に行かないし、
あとは運かな、と思っています。
仕事は大好きなので、
絶対に辞めたくないですしね^^
by 青山実花 (2021-01-10 09:04) 

JUNKO

細心の注意を払っても防がなかったとしたら青山さんがおっしゃるように運かもしれませんね。
by JUNKO (2021-01-10 12:35) 

つむじかぜ

>青山実花 様  JUNKO 樣
正しく恐れるをモットーに普通に生活しています。
運悪く自分が感染しても、職場と家庭内でのクラスターだけは避けたいと考えています。
by つむじかぜ (2021-01-13 02:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。