かどや【軽食・大師前】 [江戸グルメ応援歌]
絵に描いたような昭和の食堂なのである
久方ぶりに西新井大師の参道脇にある食堂に伺う。前回の訪問が4年ほど前で、実は存在自体が不安だったが、哀愁漂う勇姿と懐かしの味は以前のままだった。
大正11年創業の食堂である。現在は、食事が麺類のみで甘味が主体のメニューだ。夏場は、このレトロな雰囲気とあいまって今風のかき氷が若者達から評判のようだ。
小生は、なんと言っても此処は「ラーメン」一択になる。潔過ぎるほどのシンプルさ=これぞ昭和の「中華そば」なのだ。私が幼少の頃は、何処の店でもラーメンといえばこのタイプだった。
前回訪問は冬場の為に「あんみつ」の注文だったが、本日は10月というのに30℃を越す蒸し暑さだ。思い切って「いちごミルク」を注文する。