花寒の東京① [寫眞歳時記]
関東の桜は例年より早めに満開を迎えた。ならばこの週末は群馬県辺りへ撮影小旅行でもと考えたが、あいにくの悪天候につき断念それでも諦め切れない小生は雨合羽を羽織って近場の桜を探しに出るのだった
とりあえず車で20分程の行き慣れた『白山神社』へ。3年ぶりの訪問だが《白旗桜》が変わらぬ凛として美しい立ち姿で迎えてくれた。千年以上前の源義家の奥州征伐時所縁の桜の後継だ。まさに満開のところに昨晩からの強い風雨で舞い散った花びらが地面を敷き詰めていた。
ようやく雨が上がり、野良猫が桜茶のように水たまりで喉を潤す。4年ぶりの規制の無い花見シーズンとなり、悪天候でも外国観光客中心に都内名所は大混雑のようだ。時折の参拝の方だけが訪ねる静かな境内で桜を独占出来る時間をくれた花寒の天気に感謝だ。撮影には残念ながら向かない条件だけど...
次は「小石川庭園」でも行こうかと、車を走らせていると道路側に不思議なオブジェがピンク色に染まる寺院らしき場所を通り過ぎた。反射的にUターンし覗いてみる。やはり小生の知らないお寺だった。入り口に色鮮やかな布袋様が桜を背に立っている。墓地に囲まれた参道脇に満開の桜が並び、今まさに散らんとする頃合いではないか先客はインドネシア人と思しき家族のみだ。
花筏ならぬ花絨毯、綺麗ですね!
by tomi_tomi (2023-03-27 09:02)
> tomi_tomi 様
まさにピンクカーペットです、びしょ濡れですけど^^;
by つむじかぜ (2023-03-28 00:57)