チャップリン『街の灯』生オケシネマ [上映中飲食禁止]
何回観たか数えきれない名画だが、大スクリーンでの鑑賞は、ほぼ50年ぶりだ。そして、音楽はオーケストラによるライブ演奏という、こちらは初めての体験だ。
小学生時分、映画といえば「ゴジラシリーズ」や「まんが祭り7本立て」などの子供作品しか観たことがなかった私が、母に連れられて初めて触れた「文芸作品」が、このチャップリンの傑作なのである。
小学生時分、映画といえば「ゴジラシリーズ」や「まんが祭り7本立て」などの子供作品しか観たことがなかった私が、母に連れられて初めて触れた「文芸作品」が、このチャップリンの傑作なのである。
親日フィルの企画コンサートを知り、年老いた母のボケ封じにと思い申し込んだのが、一昨年だ。直後のコロナ禍により、2度の延期を挟んで、漸く本日の開催になった。その間に、母は認知症が急激に悪化し、今は介護施設に入っている。結局、本日は妻とふたりでの鑑賞となった。
緊急事態宣言下により、当初購入した指定席が、一席空きごとの再割り当てになり、逆に落ち着いた環境での鑑賞となった。指揮者・竹本泰蔵のプレ解説の後、壮大なオーケストラの演奏をバックに、大スクリーンにチャップリンの最高傑作がリマスター映像で蘇った。