ankoya【甘味・仙台】番外編 [江戸グルメ応援歌]
週末から仙台への一泊出張だった。土曜日の朝方までの仕事をこなし、仙台駅前のホテルで爆睡していたら...
『えっ、あっ、でかいの来たぁ〜』
午前10時30分、大きな揺れが襲ってきた。部屋が16階という事もあり、ビル自体がしなっている感覚を覚える。長い揺れが収まるまでベッド上でじっと待機し、激震クラスでないのを確認し、早急に着替えると、ホテルのアナウンスが流れる。
「ただいま大きな地震がありました。エレベーターは停止しております。部屋の扉に(無事です)のステッカーを貼り、しばらく部屋内で待機してください」
窓から外を見下ろせば、街の風景に変化に変わりなく、ヒゲを剃りながらエレベーターが動くのを待つ...
なんとか30分後には、仙台駅に着けた。覚悟はしていたが、新幹線・在来線共に運行停止になっていた。予約済みの11時30分発の新幹線が何時復旧するか検討がつかない。予想外のトラブル時には、とりあえず、全てを受け入れてから、最善の対応を心がけるのが、小生の主義だ。とりあえず、何をしようかなぁ〜
『そうだ、例の土産を買っておこう』
ankoya駅前店・・・自称・甘味王としては、仙台で此処は外せない。3年前に駅前をふらついていたら偶然に見つけた「どら焼き専門店」だ。一度食して虜になったが、売り切れが多くて滅多に出張時に買えないのだが、この日は怪我の功名か、4種類のどら焼きをゲットできた。その後、昼飯の海老チャーハンを食べながら、スマホで運行状況をチェックすると、16時頃再開予定との事。これは、割り切って仕事しよう結局、仙台支店に舞い戻る事にした。
帰宅、22時...こんな日もあるさと、夜中にどら焼きを頬張るオッチャン。「アンタも大変だったわねぇ〜」お茶を入れる妻。「でも、こんなに買ってきて明日までに全部食べたら倒れるわよ」